CO2削減、解決策はお皿の中

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2015年9月、
*グッドプラネット財団が主催した
『解決策はお皿の中』活動の
カンファレンスに行きました。

尊敬するシェフ、アラン・デュカスさんと、
同じく尊敬する写真家
ヤン=アルチュス・ベルトランさんも出席 👊



*グッドプラネットは、2005年に
ヤン=アルチュス・ベルトランさんが設立。
目的は
「環境問題を人々の興味の中心へ持ってくること、
そして
具体的な行動を起こす意欲をわかせること」
 です!!
(訳が妙ですね)


グッドプラネット財団そのものを
ここで初めて知ったような次第ですが 💦
この日スタートした『解決策はお皿の中』は
「CO2削減のカギは、毎日の食事にあるんだよ」
と教えてくれる活動でした。


地球温暖化への取り組み、です。
温暖化対策、といえば、
去年11月パリで開催された
COP21国際会議。

OC2削減は大きな問題で
国家努力(国の政策)が必要だ、と思いますよね。
一個人には、どうすることもできない、
個人は無力だ! と。



でも実は、そうではない! 


というのも、フランス家庭1戸を見た場合、
もっともCO2を排出しているのは
なんと、食事なのだそう。

食事 27%、
交通 26%、
住まい 24%


(以上『解決策はお皿の中』資料より)



食事だけが突出しているわけではありませんが、
でも、
日々の食事をちょっと意識するだけで、
CO2の削減は可能ということです。
これは間違いありません。


例えば・・・


肉を食べる回数を減らす 

飼育によるCO2削減


地産地消を心がける

輸送のCO2削減


残飯を減らす

生産・輸送・廃棄のCO2削減



などなど。

毎日シンプルにやろうよ、と。
自分のためにも、環境のためにも。
そういうことですよね 😃

りんごは空輸のチリ産ではなくて
パリ近郊のものを食べればいいし、
アボガドだってオーガニックスーパーには
南仏産があります。
その方がずっと新鮮で、ずっと美味しい。

日本なら、
小豆島のオリーブとか?
りんごは長野にたくさんあります。



アラン・デュカスさんも強調していました。
「(量は)より少なく、(質は)より良く食べる」


値段は・・・
もしかすると、1つ1つは割高になるかもしれません。
でも、
必要な分だけ、無駄なく買えば
結果的に節約では?
それに、
高度資本主義経済の犠牲になるのはごめんだ!
と、時々、心底思うのです〜。
話が広がってしまいますが。




*HP GOOD PLANET(英仏語)

*HP La Solution est dans l'Assiette『解決策はお皿の中』(仏語)

*PDF フランスと世界の地球温暖化に関するデータ(仏語)
アメリカ・・・曲者です😠
世界最強の国として、恥ずかしくない努力をしないと
まずいでしょ!

まずは自分(私)が、
日々の食べ物を考えよう。


買わずにゲット❤️

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植木の水やりに
霧吹きを探していた時のこと。
スーパーを見ても、園芸店を覗いても、
どういうわけか
ピストン式の霧吹きしかない・・・


そんな、親指でちまちま押すのじゃなくて、
もっとこう、握るタイプの
ブワーッと噴霧できる霧吹き、あるでしょ?!


と、あちこち見たのですが、
思うようなものが見つかりません。


ほら、あのガラスクリーナーが入っているようなやつ。
ハンドルを握るタイプだから
水やりもずっと楽・・・



「はっ!」



そーうーだー!!
ガラスクリーナーの容器を使えばいいんじゃない!
灯台下暗し 😃



ということで、写真のこれが
我が家の霧吹きです。
ガラスクリーナーと間違えないように、
ラベル部分を緑色のガムテープで
隠しました。
かれこれ4、5年は使っています。



追記:
植木鉢になっているコーヒーカップも
転用アイデア。
イタリアの海辺の町で
「どれでも1ユーロ」のかごから見つけた
お気に入りにヒビが入ってしまい・・・
もうコーヒーを飲むことはできませんが、
ヒビのおかげでちょうど水はけが良くなり、
植木鉢にはピッタリです。





パリを歩行者天国に!

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1月6日、
パリ市長アンヌ・イダルゴさんが行った
新年の挨拶、
日本でも報道されましたか?


「今年春から、毎月1回日曜日に
シャンゼリゼ大通りは歩行者天国になります!」




新年早々、いいニュース 😃
私はもちろん、大賛成です!
(・・・車、持っていません)


去年、光化学スモッグの影響で
パリ市内が交通規制された時のこと、
車がほぼゼロになったコンコルド広場を歩いたらば・・・
それはそれは、もう、
本当に、本当に・・・
すばらしかったー!
青空にくっきり映える、歴史的モニュメントの数々・・・
パリって、こんなに美しかったんだ、
と、改めて感動しました。


あの感覚を、シャンゼリゼだけでも
毎月1回味わえるのは嬉しいです。
さすが女性市長!(性差別かな?)




これはもちろん、公害対策の取り組みの一つ。
昨年11月、パリで開催された
COP21の公約を受けたものです。
人類が初めて成功させた、地球規模の環境保護条約。
パリは早速、行動で示すのですね。



さて、
イダルゴ市長の挨拶の中には
もう一つ、重要な発表がありました。


「セーヌ川右岸の岸辺3.3Kmを、緑地化します」







チュイルリー公園からバスティーユ付近までの車道が、
長〜い遊歩道兼公園になるのだそうですよ!
以下、パリ市HPに、説明があります。
Pairs.fr

Paris.fr サイトに掲載されたイラスト地図の、
黄色のラインの部分が遊歩道区間です。
(上の紺色ラインは、車の通る車道のまま)

なんと、2016年夏の*「パリプラージュ」イベント後に
適用されるそうです。

*「パリプラージュ」は
毎年恒例、夏のお楽しみで、
セーヌ川沿いの車道が通行止めになり、
そこに
砂場やハンモック、移動図書館、ペタンク場など
アクティビティー施設が登場。
誰でも無料で利用出来る
実に太っ腹なイベントなのです。


今年は、この「パリプラージュ」終了後、
セーヌ河沿いの車道はずっと
歩行者に解放されるわけですね!

しかも、
セーヌ川にボートマーケットが登場し、
近郊のオーガニック食品を販売すると! ⛵️

素敵すぎますー。
今から実施が本当に楽しみ!


街は市民のためにある。
デモクラシーだなー、という感じです。



PS
写真の右端、車の通っている部分も
通行止になり、緑地化されます。