お酢でスキンケア、ヴィネーグル・ド・トワレット

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フランスの家事にお酢がよく登場すること、
こちら に書きました。
実はスキンケアにも、お酢が登場します。

Vinaigre de toilette =ヴィネーグル・ド・トワレット
(身仕度用ビネガー)
というものが存在して、
これを愛用するパリマダム友も多いのですよ 💕

1803年創業のBULYも、
王室御用達ヴィネーグル・ド・トワレット専門店として
パリに開業したというのですから、
お酢を使ったスキンケアの習慣は
それ以前からあった、ということですよね。


ヴィネーグル・ド・トワレットは、
シードル酢(リンゴ酢)に
ハーブ類を漬け込んで
有効成分を抽出させたもの。
普通のお酢よりもずっといい香りがして、
使い心地も良いです。
ちょっと贅沢気分 💕


ビュリー、ディプティックなどから
とてもいいものが出ています。

これら高級店以外にも、
“ヘルボリスト”と呼ばれる薬草薬局にも
いい感じの手作り品があり、求めやすい価格です。
例えば、写真のヴィネーグル・ド・トワレットは
エルボリストリー・ド・パレロワイヤルのもの。
250cc 13.90ユーロ 。

成分は:
ローズマリー、セージ、ミント、ラヴェンダー、シナモン、
カンフルとニンニクを漬け込んだシードル酢



さて、この「お酢でスキンケア」、
だいぶ前に日本の雑誌でも見たことがあります。
洗顔後のすすぎ水に
お酢を少々混ぜる、という使い方。

フランスも同じで、「すすぎ」に使います。

お風呂あがり、
ヴネーグル・ド・トワレットを希釈したお湯を
ザブッとかぶる。
(または、あらかじめ希釈水を瓶に入れておいて
それを手のひらにとり
身体中に伸ばす)

または、
頭からかぶって、髪のリンスに。

つまり顔だけでなく、全身のすすぎに使います。


なぜなら、日本の水と違って
フランスの硬水はお肌の大敵!
酸性のお酢で中和を図る、
こんな習慣が生まれた、というわけですね。


ちなみに、あるパリマダムは、
「ボディーにミルクやオイルをつけるのは大嫌い!
ヴィネーグル・ド・トワレットで十分」
と言っていました。
ヴィネーグル・ド・トワレットの
軽い使用感が好きなのだそうです。

私はボディーミルクも併用して
できるだけ保湿するようにしていますが、
確かに
ヴィネーグル・ド・トワレットの希釈水を浴びた後は
肌がつるりとなめらかになります。
結構感動しますよ!


あと、みなさんはどうかわかりませんが、
アラフィフの私は
朝の洗顔をパスしています。(ここ5年来ずっと!)

20代の頃、
朝起きれば必ず顔中が油まみれで
うんざりしたものですが、
もうそんな油はどこにもありません 😞

写真右のように、
スプレー容器(リサイクルです)に浄水器の水を入れ、
ヴィネーグル・ド・トワレットを1滴プラス💧
これを朝、たっっっぷりと顔に吹きかけて
両手でなんとなくなじませ、
タオルで拭く。
これで洗顔完了、としています。



十分さっぱりしますし、
夜寝ている間に
そんなに顔が汚れるとも思えないので、
物足りなさは全くナシです 😃

(注:フランスでは「洗顔」はニキビに悩む世代のもの。
トラブルのない人は、朝、拭き取り化粧水をコットンに含ませ
顔全体をさっと拭う。
これだけでなんです。
「顔を”洗う”なんて考えられない! 肌に負担がかかるじゃない!」
by パリマダム
とのことです〜)




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