残ったサラダで春巻き

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コロッケや春巻き・・・
具を準備して、炒めて、衣をつけて(または包んで)・・・と工程が多いし、
揚げ物だし、
なかなか面倒です。

「そんなの、中華鍋になみなみと油を使う人なんて
今時いないよ。
フライパンにたっぷりめに油をしいて
両面じっくりあげればいいんだよ」

と、友人たちは言いますが、
そうやって美味しく出来た試しがありません。
よって、あまり作らないのですが・・・

最近、ミニ春巻きがマイブームです!


フランスのスーパーには
餃子の皮はありませんが、
乾燥したライスペーパーなら
アジアものの棚に、大体あります。

このライスペーパーを、生春巻きだけでなくて
一度フライパンで焼いてみたところ、
私が手作りする餃子の皮よりずっと美味しい。

「今後、巻き物はライスペーパーにしよう!」
と、決心しました。
小麦粉で作る餃子の皮よりも
餅に近い仕上がりになり、
私好みなのです。
(それに餅も、フランスでは貴重品)


さて、
中に包むものもいろいろ工夫した結果
今現在のブームは、なんと残り物のサラダなのです。


レタスたっぷりのサラダ、
残ってしまうと、捨てるしかありませんよね。
半日経ったらもう、葉がベタッとしてしまい
みるのも不気味です。
ところが、これをライスペーパーに包んで焼くと
案外いけるんです!

刻んだチーズ(とろけるチーズでも)を加えて混ぜて、
水で戻したライスペーパーに巻き、
巻いた順にテフロン加工のフライパンに並べて行きます。
油はほんのすこしだけ。
これを焼くと、写真のようになります。

カリカリにこんがり焼いてもいいし、
蒸し物っぽく柔らかに仕上げても美味しい。
お酢をすこし振りかけて、いただきます 🍴



チーズと一緒に混ぜるマヨネーズの代わりに、
粒マスタード、
トリュフ入りマスタード、
などなど
冷蔵庫にあるものでバリエーションをつけたり。



具は、残り物のサラダ以外にも、
ネギを刻んで、マヨネーズとお醤油少々、+ 刻んだチーズ
をよく混ぜ、包んで焼いても美味しいです。
(日本食材が自由に手に入るなら、これに削り節を入れたいですね。
海苔とか。 七味も!!)


具は下調理せず、生のままの方が美味しい
というのが私の意見!
手間が省けて簡単だし!!



今まで捨てていたもので
美味しいおかずが1品できます。
本当に得した気分!
ライスペーパー、常備しています!






パリでお花見 @入場無料美術館の、入場無料の中庭にて

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桜の季節ですね!


パリにも桜の木はたくさんあって、
公園や街路樹で
懐かしのピンクの花を楽しむことができます。


ただ、さすがに
ソメイヨシノはない・・・
こちらに引っ越し18年、
毎年注意してみていますが、
ソメイヨシノだ! と言い切れる桜は
1度しか見ていません。
それにあれも、本当にソメイヨシノだったかどうか。
桜は種類が多いので、
判断が難しいです。


写真は、プチパレの中庭の桜です。
花びらがひらひらとフリル状になっていて、
でも八重桜ではなく、色も八重桜よりは薄め。
ある人が、妹背という種類だと教えてくれましたが、
妹背にもいろいろあるようです。
今度桜図鑑でも買おうかな。

Petit Palais
Avenue Winston Churchill
75008 Paris
会館:10時〜18時
閉館日:月曜




プチパレは、
常設展と中庭に関しては入場無料。

隠れた桜の名所らしく、
私は今年初めて人から聞き、見に行きました。

1900年、パリ万博に建設されたプチパレは、
伝統の建築様式に
アールヌーボーと時の先端技術を融合させた
「美術館の理想形」なのだそう。
(*以上プチパレサイトHPより)
建築家はシャルル・ジロー。

中庭は、いわゆるフランス式庭園ではなく、
イギリス式の自然なスタイル。
まるで印象派の絵画のようです。

ここで、
日本の桜のようにたくさん、塊になって迫ってくる
圧倒的な美を堪能できたら! と期待していたのですが
残念ながらそれはなく、
そのかわり、日本庭園とは違った
植物の重なりの中の桜の花を
堪能することができました。


考えてみれば、日本の桜並木は
やっぱり独特ですよね。
年に1度の短い見頃のために、
日本人はせっせと
桜の木を植えたのですね。




プチパレの中庭の回廊部分には
カフェもあります。
シャンゼリゼを歩いた後の一休みに
覚えておいてはいかがでしょう。
グラスワイン1杯4ユーロ程度です。




・・・さて、
絵画的な桜の中庭を眺めつつ、
実際に私もスケッチをしてみました。

が、思うようには描けませんね!
写真の方がずっと実際に近いです(当たり前か!)
でも写真でも、実物のあのふんわり感は写さない。
難しいです!!

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簡単ピザ

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小麦粉って、つくづく、素晴らしいですよねー!!

パンやピザだけでなく、
うどん、そうめん、ほうとう、お好み焼き、
ケーキやパイ、シュークリーム、クレープ、
小籠包、餃子・・・
いったい
どれだけの用途があるのでしょう?!


いつも、料理をしながら感心します。



我が家は、難しいことはしませんが、
パウンド型でケーキを焼いたり、
同じタネで砂糖を入れず、代わりにチーズやハーブを入れて
塩味系のおつまみケーキにしたり、
クレープ、マドレーヌ、キッシュなど、
かなり、小麦粉を消費しています・・・
太りますね。


それにしても
このバラエティーの豊富さ、
オールマイティーさ、感心してしまいますよ、小麦粉さん。


中でも、子供らに人気なのは、簡単ピザ!
冷蔵庫に何もないとき、オススメです 🍴
レシピはざっとこんな感じ ↓


《slow paris 流 簡単ピザ》

材料(写真のサイズ約1枚分):
小麦粉 1合(お米のカップ)
オリーブオイル スープスプーン2杯
塩 少々
水 20ccほど
オレガノ 適量
好みの具(トマト、パプリカ、玉ねぎ、チーズなど) 適量


作り方:
① ボウルに小麦粉と塩を入れ、スープスプーンで軽く混ぜ、
そのスプーンでオリーブオイルを計って加えて全体をよく混ぜる。
(全体が混ざると小豆大のポロポロ状態になる)
② ①に水を少しずつ加え、よく混ぜ合わせる。
全体がひとかたまりになったらOK。
(あまり硬いと伸ばしにくいし、あまり柔らかいとくっつく。
しかし水分は少ない方がさっくり焼き上がる)
③ テーブルにオーブンペーパーを広げ、②を乗せ、麺棒で伸ばす。
生地が麺棒にくっつく場合は、手のひらにオリーブオイルを少々とり麺棒に伸ばす。
生地は2㎜程度に伸ばす。
④ ③をオーブンペーパーごと天板にのせ、170度に熱したオーブンに入れ5分ほど焼く。
⑤ ④がきつね色になったら取り出し、トマト、オレガノ、塩、チーズ、玉ねぎ、の順でトッピングし、
さらにオーブンでよく焼く。

チーズと具がいい色に焼きあがったら出来上がり!




実はこれ、最近は作っておらず・・・(オーブンが壊れた)
記憶を手繰り寄せながら書きました 😃


ポイントは、オレガノ!
これがあるとないとでは、全く別物になります。
できれば、乾燥オレガノでも、香りの強い良いものを使っていただきたい。



これと全く同じ生地で、キッシュもできます!
リンゴのタルトも!!

やっぱり小麦粉、万能選手ですねー 💓



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見た目、ひどいですけど
キッシュです。
こう見えて美味しいです〜 💕