一輪挿しから、ドライフラワーまで

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3月8日、国際女性デーに
プレゼントしてもらった、1輪のバラの花。


Dani Roses ダニローズ、という
バラ専門の花屋さんのものです。
いい花は、1輪1輪お値段もいいですが、
蕾の状態から開いてゆく姿まで
ずっと美しく、長く楽しめますよね。
(反対に、安いものは
開かぬまましおれたり・・・)


雛人形を片付けて作った
復活祭の飾りの脇に、ちょっと添えてみると、
たった1輪でも十分な存在感。



このまま10日間以上、花を楽しみ、
そろそろ捨てなくては・・・
というところで、躊躇・・・
花が、あまりにも立派なのです。


ドライフラワーにするには手遅れだろうな、
と思いながらも、ものはためし、
寝室のコーナーに、逆さに吊るしてみました。



そしたら、
こんなに開き切った「終わり」の状態だったにもかかわらず
新鮮なバラの香りがするのです!


寝室に、いい「気」が吹き込む感じ。


よく、ポプリを作るにも
ドライフラワーも作るにも、
花は7〜8分咲きの、一番いい状態のタイミングで、
と言いますよね。




ダニローズのバラの、
クオリティーのなせる技、でしょうか。
完全に盛りを過ぎていましたが、
全く問題なし。
美しいです。

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花でもなんでも、
1つ1つは高価に思えても
いいものを吟味して選んでおけば、
実際にはお得なんだよ、
ということ?


それから、
我が家は本当に貧乏ですが、
ポジティブに捉えれば
シンプルライフ実践には絶好の環境。



何もない空間に、1輪のバラが綺麗です。





手ぬぐいで、フランスのテーブルセッティング 

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フランスの家庭では、
食事をするときにまず、テーブルをセットします。
これはだいたい、子供のやくめ。


大きな平皿の両端にナイフ、フォーク。
その上のほうに、小さなスプーン。
スプーンは、デザートに使います。
(ケーキもフォークでなく、
スプーンで食べる国、フランス・・・)

そしてコップ、ナプキン!



ナプキンは、絶対に必要なもの。


昔はナプキンリングがあって、
自分用のナプキンはこれ、とわかるように
目印になっていたと聞きました。



布製のナプキンを、1回使っては洗う、ということはなく、
何回かは使います。
これは昔の話ではなく、今でもそう。



ですので、親戚が大勢集まる食事の後などは、
一度使ったナプキンを片付ける時に
各自たたみ方を工夫して、
次に使うとき自分用だとわかるように・・・
面白いですよね。





我が家では、ある時から
日本の手ぬぐいを
ナプキンとして使うようになりました。
*上の写真の、赤いのが手ぬぐい。



お土産に手ぬぐいをもらうことが多く、
また、同じ柄のものはないので、
自分用が一目でわかり、便利です。


家族3人がテーブルにつくときは、
色も柄も違う3枚の手ぬぐいが
テーブルにセットされます。
カラフルで、なかなか良いもの。


・・・こうしてセットしたテーブルの真ん中に、
まずは前菜のサラダをボウルごと置いて、みんなでサーブ。
サラダを食べ終わったら、
パンできれいに皿を拭ってから
同じ皿にメインをサーブ。
メインは、例えばグラタンだったり、煮込みだったり。
これも、テーブルの上で取り分けます・・・



ところで、
考えてみると、日本には
箸にしても、ご飯茶碗や湯のみにしても、
からなず自分用がありますよね。
めいめいが、違う色や形の食器を使う。



フランスは(そして多分、西洋諸国のどこでも)
テーブル全体で、そろいの食器を使う。




その、"テーブル全体が揃いの食器"、という伝統は深いものらしく、
実に、私たちの親の世代までは、
嫁入り道具のテーブルセットは
すべて
36個が一組だったそう!



ワイングラス、水のグラス、
ディナー皿、デザート皿、
ナイフ、フォーク、ナプキン・・・どれでも、36個がワンセット。
36人が着席する食事を
自宅で振舞うことがあるのか?(そんなこと、可能なのか??)

ずいぶん多い気がしますが、
そういうものだった、と。



日本だと、食器はだいたい
5個が一組ですよね。
フランスとはだいぶ違います。




そんなわけでフランスでは、
アンティークの店や蚤の市に行くと、
ずららららら〜っと、そろいの食器がある、という。





ちなみに、
この36枚が、1枚でも欠けていると
お安くなります。
または
1ダース12個で一組、
半ダース6個で一組に。

36枚なんて、私たちには最初から不要なので、
欠けたもので十分。
チャリティーショップで買った
バラ柄のリモージュ焼きのセットは、
スープ皿や立派なソース入れなどもあって、
全部でいくらだったか・・・
1枚につき2ユーロ程度の勘定でした。

子供の誕生日用に、子供本人が選んだものです。
この値段なら、割れても気に入らなくなっても
全く惜しくない。
子供のおもちゃにしよう、
と買ったらば、
案外、人を呼ぶときに重宝しています。
そろいというのはいいですね。
すべてが揃っているというだけで、なぜかフォーマルな趣になります。



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そろいのテーブルも、
自分用が一目でわかるテーブルも、
それぞれの持ち味がありますね。



買わずにゲット❤️

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植木の水やりに
霧吹きを探していた時のこと。
スーパーを見ても、園芸店を覗いても、
どういうわけか
ピストン式の霧吹きしかない・・・


そんな、親指でちまちま押すのじゃなくて、
もっとこう、握るタイプの
ブワーッと噴霧できる霧吹き、あるでしょ?!


と、あちこち見たのですが、
思うようなものが見つかりません。


ほら、あのガラスクリーナーが入っているようなやつ。
ハンドルを握るタイプだから
水やりもずっと楽・・・



「はっ!」



そーうーだー!!
ガラスクリーナーの容器を使えばいいんじゃない!
灯台下暗し 😃



ということで、写真のこれが
我が家の霧吹きです。
ガラスクリーナーと間違えないように、
ラベル部分を緑色のガムテープで
隠しました。
かれこれ4、5年は使っています。



追記:
植木鉢になっているコーヒーカップも
転用アイデア。
イタリアの海辺の町で
「どれでも1ユーロ」のかごから見つけた
お気に入りにヒビが入ってしまい・・・
もうコーヒーを飲むことはできませんが、
ヒビのおかげでちょうど水はけが良くなり、
植木鉢にはピッタリです。